全方位、隙がない。

MATSU Cane & Walking Stickはあらゆるパーツが機能、デザイン双方の観点から突き詰められています。



<GRIP グリップ>

人間工学に基づいたシンメトリー。

MATSU Cane & Walking Stickはグリップがシャフトの延長線上にくるよう設計されています。グリップの形状はボールグリップ、T グリップ、J グリップの3種類。


BALL GRIP (MEN'S) / EGG GRIP (WOMEN'S)

ラウンドさせることで掴みやすく、そして手首が自由に動かせるというメリットがあります。手首の可動域が広ければ路面の状況にも柔軟に対応できます。球体は構造的に強い特性も。馴染みのない形状かも知れませんが、古くからあるステッキのグリップです。ウィメンズは小さな手でも掴みやすいよう、ボトムのアールをなだらかにしています。


T GRIP

指に力が入りやすい構造で、掴みやすさでは一日の長があります。


J GRIP

日本では大曲りともいわれる J グリップは肘にかけられるメリットがあります。英国紳士がいまも好んで携えるグリップです。




<NECK ネック>

堅牢強固なつなぎ役。

グリップとシャフトをつなぐパーツは十字に組むクロス構造を採用。軽量性と耐久性を兼ね備える構造です。さらに強度を高めるべく、無垢の真鍮から削り出された複数のパーツを組み合わせました。一般的な鋳造(型に流し込み、成型する方法)に比べればその差は歴然としています。組み合わせたパーツとは思えないシームレスなアウトラインは職人仕事の賜物。




<STRAP ストラップ>

両手を解放するツール。

アクセントにもなるストラップは両手を自由にしたいときに役立ちます。




<SHAFT シャフト>

微差がもたらすエレガンス。

シャフトの直径をトップ20mm、ボトム18mmに設定(ウィメンズはトップ17mm、ボトム15.5mm)。このわずかなテーパードが、みるものの印象をがらりと変えます。肉眼ではそれとわかりませんが、トップ下はノンテーパー、すなわちストレートに仕上げています。丈を詰める場合はここで調整します。




<FERRULE 石突き>

カバーの役割も兼ねる名脇役。

地面に直接触れる石突きは耐久性とともに防滑性と衝撃吸収性が求められます。一般的な石突きはエボナイトかホーンを用いることから、後者の機能を補完するためにキャップ様のカバーをつけざるを得ませんでした。硬質なそれら素材は、現代の路面状況にフィットしなかったのです。MATSU Cane & Walking Stickでは石突きそのものをゴムでつくることで美観の問題をクリアしました。石突きは摩耗すれば交換できます。